20年間ブスと言われ続けた女がアイフィールプリティを観た

わたしはずっと自分がブスだと思って生きてきた。

 

小さい頃から太っていたし、周りからかわいいって言われたこともなかったから。

母からは「あなたはかわいくはないかもしれないけど、愛嬌があるしかわいらしいから大丈夫」とブスにしか言わないような言葉で必死に褒められ、中学時代に好きだった男子からはわたしのいないところで「あいつ性格は悪くないんだけど見た目が(笑)俺は絶対付き合えないわ(笑)」と言われ、高校時代は知らない女の先輩から2年間廊下ですれ違う度に「ブス」と言われ続けた。追加して高校時代は「ブス過ぎて一緒にいるのが恥ずかしい」と言われ、一緒に遊びに行く友達もいないほどだった。

わかってもらえるだろうか、卑下して言っている訳ではなく、わたしは本当に「ブス」そのものだったのである。記憶を捏造している訳ではなく、マジな話で成人するまで他人から「かわいい」と言われたことがない。頑張って「かわいらしい」のレベルだ。

 

そんなわたしも成人を迎え、本気でダイエットに取り組み、40キロ以上痩せた。細くはないけれど、標準と呼ばれる体型にまではなれた。

そうすると、あんなにも欲しかった「かわいい」という言葉は簡単に手に入るようになった。気になる人が出来たときも、わたしが頑張らなくてもあっちからアプローチも告白もしてくれるようになったし、「同じグループだと思われるのは恥ずかしい(笑)」と言われ友達がいなかったはずのわたしの周りには、男女問わず人が集まってくれるようになった。

 

痩せて得るものは本当にたくさんあった。わたしが20年間ずっと求めていたものだった。

 

でも、そうなる頃にはもう、わたしから「自信」というものがすっぽり消えてなくなっていた。

せっかく言ってもらえる言葉も、受け止められるだけの心の余裕がわたしにはなかった。

 

「かわいい」という言葉は、実はみんなに馬鹿にしているのではないか、と言われる度に不安だったし、好きだと言ってくれる男性には「こいつなら断られない」と思われているのだろうと思ったし、近くにいてくれる友達には「一緒にいて恥ずかしいほどではないけど、自分よりは見た目が劣っているから自分を引き立てるのにちょうどいい」と思われていると思った。ひねくれ過ぎかもしれないけれど、自己肯定感が低すぎるのか、本気でそう思っていた。

だってわたしは20年以上誰からもかわいいと言われず、代わりにブス過ぎて一緒にいるのが恥ずかしいと言われ続けた人間だから。今更「本当にかわいいと思ってるから自信持ってよ!」なんて言われても、それまでに言われてきたノイズが心に蓋をして、褒め言葉が全く届かない。嬉しいことに変わりはないけれど、言葉がちゃんと理解できない。昔言われたどうでもいい人からの言葉のせいで、今近くにいるわたしを大事にしてくれる人からの褒め言葉がちゃんと受け止められない。馬鹿みたいだって自分でも思う。

 

ただ、それだけ「ブス」という言葉の呪いは重かった。

 

 

 

そんなわたしの呪いを解くヒントが、2018年末に観た映画「アイフィールプリティ」には詰まっていた。

 

というのも、わたしは今までずっと、白石麻衣になることが、石原さとみになることが、佐々木希になることが、かわいいの正解だと思っていた。みんなからかわいいと認められていて、好きになる人もたくさんいて、そんな人達に近付かないと「かわいい」を名乗ってはいけないし、ブスなんだと思っていた。まだまだかわいいには足りないと思っていた。

でも、この映画でレネーの変化を見ていて、ああ、わたしはそこがズレていたんだなって。わたしに足りないのは白石麻衣になるための化粧でもダイエットでもなくて、わたしはわたしでいいんだ、わたしはわたしのままでちゃんとかわいいんだと思える自信だった。あんなにネットや本で見て信じられなかった「あなたはあなたのままでいい」という言葉が、レネーの姿を通して驚くほどスッと心に入ってきた。

映画の中でのレネーはずっとレネーだ。本人は頭を打って自分がものすごく完璧な女性になったと勘違いしているけれど、ずっとレネー。ぽっちゃりしているそのままのレネーだ。容姿のせいで恵まれないと思っていた彼女の人生は、彼女のままなのにあんなにも輝いた。彼女が「自分は美しい」と勘違いしただけで、あんなにも人生は変わった。

これ、わたしにもできるんじゃないか…?映画を観て素直にそう思った。レネーみたいな振る舞いはできないかもしれないけれど、わたしはわたしのままで十分素敵だし誰かになろうとする必要はないんだって思うことはできるんじゃないかって。

それに、わたしもレネーが見た景色を見てみたいと思った。レネーがイーサンを変えたように、わたしもわたしを好きになることで、わたしの周りにいる人を変えたいと思った。幸せにしたいと思った。

 

あと、よく考えたら、わたしにはちゃんとすごいところがあるなと思って!

だって、100キロまでいったら普通ダイエットなんて諦めちゃうはずなのに、努力を重ねて40キロ以上体重を落としたし(エライ)、どんなに疲れていても毎日丁寧に化粧をして化粧を落とすし(エライ)、スキンケアも絶対に欠かさない(エライ)。友達が増えたのだって、わたしに話しかけられたら迷惑かなって考えを捨てて色々な人に笑顔を向けられるようになったから(エライ)。

ブスだったはずのわたしに対して周りの人が「かわいい」って言ってくれるようになったのにはちゃんと理由がある。わたしは毎日頑張ってる。それを周りがちゃんと認めてくれる環境が今のわたしにはある。大丈夫。わたしはわたしのままで、大丈夫。きっとこれを読んでいるあなたも、あなたのままで大丈夫。わたしたちは今のままで十分素敵だし、輝ける女性なはず!

 

それに、ブス、デブと言われて苦しんていたあの時のわたしはそのままじゃダメだったのかと言われたら、それもそんなことはないんじゃないかなと今は思う。たぶんあの時のままのわたしでも、わたしがわたしに自信を持って生活できていたら周りの人もわたしを認めてくれていたんだと思う。

 

わたしの人生は、わたし次第でどうにでもなる。

わたしの人生を輝かせるのはわたし。

 

2018年最後の日にこの映画に出会えたことを本当に嬉しく思う。

 

 

2019年のわたし、好きなことして好きな服を着て好きな化粧をして、どんどん素敵になろうね!

 

 

 

 

ステマやPRなのではないかという声をいくつか頂いたのですが、ただのしがない女子大生のブログで、もちろん公式さんから依頼を受けて書いているものなどではありませんし、この映画を宣伝しても特にわたしにメリットはありません。記事がこれしかないのは、アイフィールプリティを観て、どこかでこの気持ちを言葉にしなきゃ!と思いブログを開設したからです(笑)元々書いていたブログは数年前に削除してしまい、今回久々に書いてみたのですが、やっぱり自分の気持ちを言葉にするのって楽しいなあと思えたので、また少しずつこのブログにも色々書いていきたいと思っています。

わざわざ記載しなくてもいいかなと思ったのですが、この映画が本当に好きで、多くのパワーをもらえたので、そんな素敵な映画にわたしのせいでマイナスなイメージをつけてしまったら嫌だなと思い、ここに書くことにしました。

多くの方に読んでいただき、またあたたかい感想までいただくことができて、とても嬉しかったです。ありがとうございます。

気が向いたらぜひアイフィールプリティ、観に行ってみてください^^